第2回山科醍醐こどもの創作劇作品。2009年10月12日(月・祝)午後2時、京都市東部文化会館ホールにて開演。7歳から62歳までの37名が、4ヶ月半の間、ワークショップ、稽古、プレ公演、合宿を重ね、「タイムスリップもの」というおおまかな枠組みしかないところに、1から積み重ねて創りあげました。プロのスタッフとこどものひろばのスタッフに加え、創作劇サポーターが支えてくれたおかげで、より深く、細かく、濃い現場となりました。今回も道具作業には全員が関わりました。
「タイムワープ」と聞いて、新しいゲームの「設定した時代の服装や髪型を再現するリアル着せ替え人形」のことだと思う未来キッズ。「今のところ危険そうではない」と判断し、一緒に遊ぶことに同意するアンドロイドたち。「あんたらも入る?」と聞かれたまいは、気になっていた事をたずねる。「地球温暖化ってどうなったん?戦争は?核爆弾は?」「あなたのおっしゃったことはデータに存在しません」「まいちゃん、ないんや。この世界にはないってことやろ?」自分が案じていた未来になっていなかったことで、やっと笑顔になるまい。「私らも入れて!」