kodohiro-sousaku.cocolog-nifty.com > 2011年「カゼユクマチ」

001 今日もええ天気やね
002 学校帰りの空き地
003 ほしい?
004 鬼ごっこ 
005 私も帰りますので
006 少女
007 また後にしよか
008 あっ、おばあちゃん!
009 鬼ごっこvsかくれんぼ
010 私も聞いてみたい…この空き地の「秘密」
011 あの日?
012 鬼ごっこするもん、この指とまれ!
013 鬼さんこちら!
014 イクコちゃんてKYやな
015 あんたら何やってんの!
016 ほら、はよ入りなさい
017 帰れへんやん?
018 みんな大丈夫か?
019 僕がんばるしな!
020 僕忙しいねん
021 外どうなってんのかなあ?
022 あんたこそうるさいわ!
023 ほんまのおかあさんちゃう
024 あかん、何も見えへん…
025 すごいもの持ってきてんで
026 知らんかった…ごめんな
027 九ちゃんの新曲や!
028 上を向いて歩こう
029 マイミちゃん?
030 シュウ、あんたが話したげたら?
031 夕焼け小焼け
032 忘れんといてな
033 ありがとうございました

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029 マイミちゃん?

029 マイミちゃん?

「…これで話はおしまい」

舞台は現代の空き地へと戻って来た。
中央の台には、イクコが座っている。

不意にマイミが立ち上がった。
みんなの輪から離れて泣き出すマイミ。

「マイミちゃん、宮城に住んでたんやて。お友達が亡くなった、ってお母さんが言うてはった」
「おばあちゃんも、イクコちゃんのこと話すの辛かったん?」
「…そやね。」
「そやけどな、イクコのことをみんなに知ってもらって、おばちゃんは嬉しい。イクコも友達が増えて、喜んでると思うねん。」
「マイミちゃん、今は辛いと思うけど、いつかはその子のこと、誰かに伝えてあげて」

「…マイミちゃん」
「大丈夫、みんな友達やで」
「…うん、ありがとう」

みんなの笑顔に包まれて、マイミもやっと顔を上げた。

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