「お待たせ!」
懐中電灯を手に、ヨシノが戻って来た。
トクエ、カホは、さっきサカイが作業していた座布団大のプレートを持っている。
「これ発電機やねんて。」

2人が柱にとりつけたプレートを踏むと、集会所の電灯が灯った。
「実は、サカイさんて『発明家』やってんて」

停電の間、ずっと具合が悪そうだったキヌエを心配しているフミに、ヨシノはキヌエの妊娠を告げる。
「大事にしたげなあかんで」
「うん…家族やもんな。」