kodohiro-sousaku.cocolog-nifty.com > 2011年「カゼユクマチ」

001 今日もええ天気やね
002 学校帰りの空き地
003 ほしい?
004 鬼ごっこ 
005 私も帰りますので
006 少女
007 また後にしよか
008 あっ、おばあちゃん!
009 鬼ごっこvsかくれんぼ
010 私も聞いてみたい…この空き地の「秘密」
011 あの日?
012 鬼ごっこするもん、この指とまれ!
013 鬼さんこちら!
014 イクコちゃんてKYやな
015 あんたら何やってんの!
016 ほら、はよ入りなさい
017 帰れへんやん?
018 みんな大丈夫か?
019 僕がんばるしな!
020 僕忙しいねん
021 外どうなってんのかなあ?
022 あんたこそうるさいわ!
023 ほんまのおかあさんちゃう
024 あかん、何も見えへん…
025 すごいもの持ってきてんで
026 知らんかった…ごめんな
027 九ちゃんの新曲や!
028 上を向いて歩こう
029 マイミちゃん?
030 シュウ、あんたが話したげたら?
031 夕焼け小焼け
032 忘れんといてな
033 ありがとうございました

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023 ほんまのおかあさんちゃう

023 ほんまのおかあさんちゃう

ナガタとヨシノがキヌエを連れて帰って来た。
怪我をしているようだ。

中学生の1人、フミと目が合う。
「あ…フミ…さん?よかった!」
フミは実の母親が亡くなり、去年後妻となったキヌエと暮らすのがしんどくなり、家出をしてきたらしい。

「うちかて違うお母さんやもん」
「私のとこも…いっしょ」
「他にも学校にまだまだいるで」
「そやけどみんな友達やで」
小学生たちの言葉に、フミの気持ちもほどけていく。

5年前に母親が亡くなったこと、兄が東京の大学に行き、キヌエと父が再婚、父が出張で2ヶ月2人きりになり、居たたまれなくなったことを静かに語る。

「まだ子どもを産んだこともないし、どうやったらフミさんのお母さんになれるか焦ってて…ごめんなさい」
「あやまらんといてよ、逃げたんは私なんや」

黙ってしまった2人に、自身も2人目の父親を持つヨシノは、親子ではなく家族になればいいと語る。
「大好きな時もあれば、大嫌いになる時もあって…それでもいつも相手のこと考えてる。」

キヌエとフミの間の空気が溶けていく。
「ありがとう」
「…ありがとう」

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