橘大学教職入門の授業に行ってきました!【5/30】
今年も児童教育学科の授業「教職入門」を受講している1回生全員を、3限、4限、5限と3つに分けて実施させていただきました。
その様子を、こどもの創作劇プロデューサー・つつみんがお伝えします。
講師はおなじみ、タッちゃんこと中田達幸さんです。
「教師はアクターである」という考え方から、教師を志す学生さんに演劇のワークショップを、ということで始まったこの企画も8回目になりました。
「見る・聞く・やる」、基本的なことですが、それを実感することが目的です。
まずは体操から。
タッちゃんの体操はじっくり、ゆっくり。
「自分の身体の状態と向き合うこと」を目的とした体操なので、運動部などでやっているものとは少し違います。
「身体の真ん中のみぞおちの部分から手が伸びている意識で」腕を広げます。
「この校舎全部を包み込むつもりで」…大げさだけど、具体的な言葉に、学生さんたちの腕がさらに広がります。
「大きく手を動かして…次は足…頭…」言われるままに動かしているうちに、ヘンな踊りをやってしまっている学生さんたち。
もちろん、タッちゃんは学生さんよりも激しくヘンな踊りをしています。
ヘンな踊りを曲に合わせてやってみます。
こどもの時に、キャンプなどでやったことがある人もいる「アブラハムと7人の子」です。
最初は右手、次に左手、右足、左足…動かす部分が増えていくごとに、激しく、ヘンな踊りになっていきます。
学生さんは「やる側・見る側」の半分に分かれます。
見られていることで恥ずかしさ倍増!
でも、全員やってるので、弾けたもん勝ちなんですよね。
もちろん、タッちゃんは輪の真ん中で誰よりも激しく歌い踊ってます。
息が上がったところで、床に寝っ転がります。
先生になったら欠かせない「届く声」のための、複式呼吸をやります。
「お腹の中に風船があって、みぞおちにその入り口があると思って」ゆっくりと呼吸します。
のどに力を入れないように、少しずつ声を出していきます。
気持ちよすぎて眠っている人も!?…ここだけの話で(笑)
恒例・「50音ラウンド」。
やることは単純です。
50音を順番に一人一音ずつ言って回していくだけです。
…ただし、明瞭な発声で、リズミカルに、猛スピードで。
すぐできるように思えます。
でもなぜか、なかなかうまくいかない。
「隣の人に、リレーのバトンを渡すように言う」
「自信なさそげに言うとうまくいかない。言い切る!」
「自分が言い終わっても気を抜かない」
「失敗した人を責めない、誰でも失敗する」
タッちゃんは、アウトになるたびに、成功するヒントを伝授します。
2グループ対抗(5限は3グループ)で、10回以内に終わることを目標にやっていますが、簡単には終わりません。
1グループ成功すると、残ったグループは「絶対に成功させたい!」という気持ちになります。
「手を繋いで…必ずできると信じて」
なんだか宗教めいてきますが、そういう目に見えない、「気持ちを一つにすること」が大事だということを、学生さんも実感されたのではないでしょうか。
最後はグループに分かれての即興です。
テーマは「楽しいこと」。
考える時間は練習も含めて10分程度、積極的に意見を出し合い、協力しなければできない時間設定がミソです。
発表の時は、
「うまくできないこともあるかも知れないけれどやりきること」
「他の人が発表している時には自分たちの相談はせずにしっかり見ること」
を大切にします。
以下、作品の一例を紹介します。
スポーツは例年多くのグループが題材にします。
こちらはバスケ。
そしてラグビー。
五郎丸ポーズが決まってます。
何かわかりますか?
カーリングです。これもストーンに意思があり、意外な動きをしていました。
レジャー系も多かったです。
一番人気のボーリングは、痛快ストライクあり、ガター+スペアあり、根性1ピンあり、プレーヤーボケあり…と楽しませていただきました。
こちらはメリーゴーランド。
変わりダネもありました。
写真ではわかりにくいですが、「人文字」です。
アルファベットで「TACHIBANA」と作ってくれました。
卵焼きが焼かれています。
黄色と白の服の人が多かったことから思いついたようです。
そしてプロデューサーつつみんが個人的にお気に入りの「滑り台」。
ちゃんと、階段とナナメの台があるんですよ。
滑る人が身体を張っていて、大笑いしました
1回生の時に受けたこの授業を、先生になる時に生かしてくれたら嬉しいです。
魅力的な先生が世の中に溢れる日を願いつつ、このような機会をいただけることに感謝するつつみんでした。
ご協力いただきました担当の池田先生、お世話になり、ありがとうございました。
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